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よくあるリウマチ闘病記です。

リウマチの記録 ~服用 第四週目 リウマチになったキッカケ?

コンビ腰椎保護ベルト パワフルギア ワイドタイプL

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私は発症の半年前、退職の申し入れをしていました。
 
もちろん、自分がリウマチになるなんて梅雨知らずの頃です。
 
介護という仕事を、ここでの経験のみで判断するようになってはいけない。
他の現場でも経験してみたい。という思いと、
 
看護助手という仕事の給与と業務内容が見合っていない。
あまりに業務が多すぎるし、勤務時間外の拘束も多い。
 
他に、
我慢ならない同僚がいた。という人間関係の問題もありました。
 
 
しかし、慢性的な人不足の中、簡単には辞められません。
次に新しい人が来てからと言われ続け、
くるたびに新人さんがどんどん辞めていきました。
 
 
退職が確定したのは年末あたりでした。
翌年の3月末か4月の頭まで、ということで話がつき、
ホッとした矢先、
 
リウマチの診断をされたのです。
 
なんだか申し合わせたようでした。
リウマチなんかならなくても、
もう退職させてもらえることになったのに、
これから別の現場、
今度は施設や訪問介護とかをバリバリやろうとしていたのに。。
全くの予想外な展開でした。
たしかに体調の悪化はありました。
だから退職前に病院に行って態勢を整えようとしただけなのに、
大きな病気が見つかってしまいました。
 
 
リウマチが発覚して、
体調も悪化していき、
周りにも迷惑をかけ、退職までの三ヶ月をどう乗り切るか考えました。
 
退職時期を繰り上げてもらうことは難しく、
ただ薬の副作用も未知数だったので、
無理なようならまた相談するということになりました。
 
この体でもう介護の仕事はできそうにない。
だったら、燃え尽きるまで精一杯やろうと決めました。
残りの三ヶ月、この身を削って恩返しして辞めようと思いました。
 
 
 
そもそも何故リウマチになったのか。。
私の場合は、ストレスが原因だったと思います。
 
元々、アレルギー体質で、喘息もあり、
自己免疫疾患の素質はありました。
 
そこに、スイッチを押したのが、
 
ストレスです。
 
 
発症前の一年間はストレスにさらされ続けた一年でした。
 
それまでも慢性的に人不足は続いていましたが、
その一年は尋常じゃないぐらい助手が不足していて、
それなのに助手の業務は増えていきました。
看護師長も2、3度入れ替わり、その度に体制も変わり、
病棟全体で、いつまでたっても人員が落ち着かない状態が、
一年は続いたのです。
 
そんななか、とても厄介な患者さんがふたりいらっしゃいました。
 
二人とも年齢は若めで、気難しく、些細なことでクレームをあげる
モンスターでした。
捕まると一時間は離れることができず、
それが夜勤帯であれば、
もう一人のスタッフが他のコールに走り回ることになりました。
 
ひとりは、スタッフを物凄い勢いで罵る方で、
私たちを家畜のように扱っていました。
話を傾聴するしか術のない私たちの心をズタボロに切り裂いてくれました。
そうはいっても、大概のことでは動揺しない職種ですが、
その罵り方は尋常じゃなく、人としての尊厳を失いかけました。
スタッフはみな胃を痛くしていました。
 
 
もうひとりは、セクハラです。
入浴介助中に、
パワハラぎみに自分で洗体できる範囲をスタッフにやらせたり、
はっきり言えば、手コキの強要をしてくる方でした。
 
 
いつも娘さんが面会にきていてお孫さんもいて、
威厳がある父親。
もし自分の父親がそういうことをしていると報告されたら、
どんなにショックか。
エグすぎます。
 
 
我々は、セクハラをされたストレスだけじゃなく、
患者さんのためにどう対処するのが最善策か考えなければならない。
そういう気疲れが多い仕事です。
 
 
これらは、どこの現場へいっても遭遇するケースです。
 
問題が起きた時に、
私たちを守ってくれる体制ができているかどうかが問題です。
現場のマンパワーに任せきりでは、スタッフは疲弊して倒れ続けます。
 
 
唯一の救いは、
このふたりがいつかは退院するということでした。
 
施設と違い病院は入院期間が決まっています。
いくら嫌な患者さんでも長くて半年我慢すればよいのです。
それが介護職が病院で働くメリットとも言えます。
 
 
 
リウマチの原因としていろいろ言われていますが、
私の場合は、こういったストレスの蓄積が原因だったのでは?
と感じています。
 
 
彼らが無事に退院し、退職時期も確定し、
全てにおいてホッとした矢先に、
リウマチであることがわかりました。
結果的に、
リウマチで辞めるのも同然な形になってしまいました。
 
 
あまり話をしない同僚などからは、
リウマチでやめるらしいけど、
仕事がそつなくできてるし本当にリウマチなの?
辞めたい理由で嘘ついてるんじゃ?
的な目線を送られもしましたが、
 
 
そもそもリウマチでやめる予定ではなかったし、
でも本当にリウマチで、
薬で抑えてるから仕事できてるだけなんですよーーって
説明するのも面倒臭いっていう。。
ほんとに、こんがらがってます。
だいたい看護師ならリウマチがなんたるかぐらい理解してて欲しいと、
思ってしまいました。
 
 
 
今まで、まぁ若い頃は、
ストレスで人が病気になるなんて思いもよりませんでした。
 
気にしないこと、
ポジティブでいることは本当に大事なことでした。
 
 
これからは、
リウマチに負けてる場合じゃない。
仕事して、遊んで、楽しく生きる。
 
 
 
 
はずです。